達人たち

グラフィック・デザインの達人

千野 好昭 千野 好昭 (ちの よしあき)

1949年 長野県諏訪市に生まれる。日本デザインスクール(現 日本デザイン専門学校)を卒業後、都内数社にてデザイン、組版について修行、研究を重ねる。
1980年に独立し、現在は港区六本木で、デザイナー、イラストレーター、カメラマン、エディター、など多岐にわたるクリエイターを集めた集団、CITYを主催。
長い間アートディレクターとして組版やグラフィック・デザイン業界に身をおいて、ある日ふと「われわれは毎日ゴミを作っているのではないか」思ったという、きわめて後ろ向きな発想だが今の時代を的確に予想していたともいえる。カタログにしろチラシにしろ、読まれずにクズカゴへ直行するもののなんと多いことか。そしてそれらはそのまま灰になる。今風に言えばCO2を何トンか排出するわけだ。
このごろはレジ袋も有料になり、「心を痛めてきたこの問題のわずかではあるが慰めになっている」と笑う。時はいま、デジタル時代に入り、ペーパーレスがエコとしてもてはやされる。「インターネット全盛はもう戻ることはないし、紙媒体は減る一方で、思いは複雑だ」とも語ってくれた。
そんな保守的な部分と逆に、新しいものに接したとき子どもの様に目を輝かせ、貪欲にそれを吸収しようとする姿勢に、入れ替わりの激しいデザイン業界の第一線で、長年にわたりクリエイターとして活躍してこられた氏の発想力の原点を見る思いがした。

【現在の主なクライアント】
  • BMW JAPAN
  • DELTA AIR 他

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